久居のふるさと文学館の郷土資料コーナーで見つけた
『郷土の文化 ふるさとを語る昔話』という冊子の中に
「夜遊びをする地蔵さん」として紹介されていた
「戸木口交差点北側の道路沿いにブロック造りの小さなほこらがあります〜」
ずっと津市の西部で勤めていたので そのブロック造りの小さなほこらはよく知っている
そうか キトラ地蔵さんというのか 仕事帰りに寄ってみよう と思っていたのだが
それからあっという間に月日は流れ
気がつくと 仕事を辞めて5年も経ってしまっている
うかうかしていると当方の寿命が尽きてしまいそうなので
いまさら慌てて出かけてみた
祠の中には石棺の蓋がお祀りされている ホゾ継ぎに使ったのだろう溝が彫られていて
キトラ地蔵さんと呼び習わされてはいるが 地蔵さんの姿は刻まれていないようだ
『郷土の文化 ふるさとを語る昔話』では「北浦」という地名を充てている
とするとこの地蔵さんは「北浦」という地に由来するものだろうか
この地蔵さんの近所には「裏向き地蔵さん」という地蔵さんもおられるらしい農業用水路の橋になって裏向きに横たわっておいでなそうな
時々キトラ地蔵さんが「町に遊びに行こに」と裏向き地蔵さんを誘いにいかれると
連れ立って遊びに行かれるらしい その際に夜道を照らす赤い神火が時々見られるという
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