2023年4月28日金曜日

悟真寺の六観音 鈴鹿市白子本町

体調はほっこりしないけど 思い切って鈴鹿の悟真寺へ!
悟真寺には二月にも出かけている 境内の光明真言碑がお目当てだった
その時本堂裏手の墓地で見かけた六観音さんがずっと気になっていた
ちょうど覆堂の修理で ゆっくり拝見できなかったのだが…
行ってみると 依然工事中
しかし職人さんはお休みのようなので ゆっくり拝ませてもらった
普通なら六地蔵さんの並んでいる場所に やはり六観音のようだ
六道の衆生を救う 聖・千手・馬頭・十一面・准胝・如意輪の六観音
左の観音さんは六臂で 胸元で持っているのは宝珠のようだ 左手で掲げているのは宝輪のようなので 多分如意輪観音さん 天道を担当されている
中央は自信がないが 左手の持物が羂索のように見えるので 不空羂索観音さんのようだ 天台系では准胝観音さんと入れ替えて使われるらしい 人間道を担当されている
右は頭上にいくつか小面が見えるので 十一面観音さん 修羅道を担当されている
こちらの左の観音さんは三面六臂の馬頭観音さん 畜生道を担当されている
中央は多分聖観音さんだろう 地獄道を担当されている
右は千手観音さん 餓鬼道を担当されている
六観音さんには初めてお目見えできた 天台や真言など密教系の寺院でも 見かけないようにおもうのだが

2023年4月24日月曜日

杉の森の地蔵さん 松阪市久保町

 

持病の悪化で遠出するのもままならなくなってしまった
出かけられないので うちの近所のとっておきの地蔵さんに ご登場願うことにした
古木のウロの中に立つ地蔵さん
一時は枯れてしまいそうだったのだが 鉄材で支えてもらって 元気が回復したようだ
この地蔵さん 不思議なほどにお詣りが絶えない
大抵は近在のおばちゃんだが 人影を目にしないことがあまりない
すぐ近くに部田久保の八雲神社がある 
明治の末頃 一度は垣鼻町の神戸神社に合祀されたのだが 昭和26年地元氏子の要望で再び旧地に分祀された
社の裏手の小さな丘に登っていくと 
山神さんと一緒に 役行者がお祀りされているので
神戸神社に合祀される以前には 小さなお寺があったのだろうか
ウロの中の地蔵さんらも そのことに関連しているのかもしれない
子供の頃から眺めている風景だが この辺り 随分変わってしまった
右手の祠の青面金剛さん 
この辺りには少ない一面六臂 頭上に日月 右手に戟と矢と剣 左手には宝輪と弓と人
足元に三猿を置き 邪鬼を踏んでいる
その隣の地蔵さん 蓮台の文字は光徳寺と見えるが 違うかな?
タイトルに「杉の森の地蔵さん」と書いたが 正式なお名前はわからない
お詣りのおばさんに訊ねてみようか